ビジネスとデジタルが緊密に一体化している今、しっかりしたセキュリティ対策を講じることは持続的成長の礎といっても過言ではない。もっとも、企業は常に何らかのアタックに晒されており、インシデントを未然に防ごうと目を光らせているチームの実務は思った以上に大変だ。
不穏な動きがあった際に、マシンやデバイスなどから発せられる種々雑多なアラートから事象を推し測り、実効的な手をいち早く打つ──。言葉でこそ簡単だが、その実践は高度な知識や経験値を必要とし、アクションは、ともすれば属人的なものになってしまう。
ここで紹介する資料は「頑張らないセキュリティ」を標榜しつつ、集英社が取り組んだケーススタディだ。Microsoft 365 E5やMicrosoft Copilot for Securityなどを採用し「ゼロトラスト+AI」のアプローチで臨んだプロジェクトはとても興味深い。漫画や小説といった知的財産を数多く抱える同社の取り組みは、業種や企業規模を問わず大いに参考になるだろう。