企業のクラウド活用が常態化し、コスト面でも大きなメリットを享受できる時代となってきている。そして企業のIT活用の「範囲と深度」が、企業競争力・生産性を示す指数と同義に語られることも多い。

クラウド文化の醸成によって、企業ITは高度な俊敏性と柔軟性を手に入れられるようになっているが、国内の企業を見渡せば、基幹システムの多くはオンプレミス環境で運用されているケースがまだまだ少なくない。いまだにオンプレミス環境に軸足を置く要因は、土台となるVMware製品による仮想化基盤とその運用管理基準に関する非機能要件も含めたクラウド移行の困難さにある。そのため、オンプレミスとクラウドの分断化した状態の運用管理には大きな負荷が伴っている。

本書は、VMwareクラウド移行の手段の“二大巨頭”として注目される「VMware Cloud on AWS」「VMware on IBM Cloud」それぞれの特性を徹底比較する。単に優劣を語る内容ではなく、選定時に考慮すべき3つのポイントに分けてわかりやすく解説されている。クラウドへの移行がかなえば、企業の俊敏性と柔軟性が高まるだけでなく、ガバナンスの向上なども期待できる。多くは業務基盤の移行となるため、企業成長性に大きな影響力を与える重要な選定となる。まずは本書をご一読いただき、既存の環境整理・分析に努めてみてはいかがだろうか。(本資料は、2018年8月に制作されたものです)