「巣ごもり消費」の拡大で、食品やギフト系のECサイトが注目されている。これまで実店舗が主流だった企業も、EC強化への動きが加速している。だが「ECを強化する」といっても、ブランド維持、実店舗との連携、バックヤードやフルフィルメントの運営など、解決すべき課題は山積みだ。

そんなコロナ禍にあって、EC事業で着実に成果を挙げている事例もある。

「京都クオリティ」を追求した、京都の洋菓子店でもトップブランドの「京都北山マールブランシュ」を展開する株式会社ロマンライフもそのひとつ。

同社は数年前から課題を見据え、EC強化を前提とした社内のマーケティング方針の見直し、あわせて戦略的な社内システム全容の再設計に着手。

CRMとEC強化を図るべく、CRMツールやECサイト構築クラウド型プラットフォーム「aishipGIFT(アイシップギフト)」を導入するなど、さまざまな戦略を推進してきた。

地域色の強いブランドのEC展開、ECと実店舗・生産・基幹の連携、ギフト強化、個別カスタマイズ可能な自社サーバインストール型のECパッケージからの脱却などの戦略的な課題解決推進により、現在ではEC事業が強化前に比べて飛躍的に伸びたという。

企業が明確な目的と実現への課題を見出し、パッケージを含めたパートナーを的確に選択すれば成果に結びつく好事例となっている。ぜひご一読いただきたい。