ビジネスでは時代を超越して常に言葉が重要な役割を担う。セールス、折衝、企業間の契約など様々なシーンで言葉をもってビジネスを動かしている。時間とともに消滅する言葉を残すために文面が必要となり、ドキュメントとし物体化することでより広くビジネスを活気づけてきた。

 

現代では事情規模や業種を問わず、デジタル活用が常態化している。大規模な基幹システムを持たない組織であっても経理事務や書類作成にPCは使われており、すべてを手書きの紙ベースで運営する企業はすでに皆無なように、デジタルは存分に活用されている。今日では重要度や形式に関わらず業務の多項目にわたり、デジタルファイルとして運用することで企業は運営されているといえるだろう。また、盛り上がりをみせる企業のデータ活用においても何らかのアウトプットが必要となることからも、デジタルデータは重要度・量ともに増加傾向の一途をたどっている。企業事情によって活用に幅があれども、デジタルが価値を持ちビジネス動かすからには、デジタルファイルの取扱や整理保管は充分な配慮が必要だ。ランサムウエアの横行が示すとおり国境を跨いだ悪意や地域特性の持つ災害対策なども加味した対策も欠かせない。事業規模にかかわらずデータ容量の確保と安全の両立は企業活動の根幹を成すがゆえに、ファイルサーバーの運用は難しくなってきているのではないだろうか?

 

本書は課題解決の方策として、ハイブリッドファイルサーバーの活用を提案する。ビジネスにおけるデジタル活用の潮流において、クラウドは近年最大のトピックといえる。システム運用においてクラウド活用が企業成長のカギと称されることも多くあるが、一方でクラウドからオンプレミスへの回帰などの事例も出てきている。先進企業の多くは適所にクラウドを配置することで、クラウドvsオンプレミスの論争から費用対効果も含めて、より実を取るフェイズに到達しているといえる。ファイルサーバーに至ってはシステム運用を伴わない企業にも利用されており、オンプレミスでの運用も多く、やはり容量と安全に課題を抱えている。トレンドにのっとり、クラウドへの活路を見いだすものの、別途必要とされるVPN回線費用や回線速度、BCP対策などハードルは高く、オンプレミスorクラウドの二択と思考するケースも散見される。本書では課題解消への施策としてハイブリッドファイルサーバーを提案する。クラウドサービスMicrosoft Azure(以下:Azure)とオンプレミスのハイブリッド構成をAzureのAzure File Sync機能を活用し、オンプレミスを拡張し、同期機能による利用イメージからデータ保全・復元に至るまでのメリットを紹介する。具体的な提供価格も明示されており、運用コストもイメージしやすい内容となっている。ファイルサーバーにおいても実を求めるべきフェイズにきており、しかも安価に実現が可能となっている。事業規模にかかわらずファイルサーバーに課題を感じるビジネスパーソンに朗報といえるのではないだろうか? ぜひ詳細をご確認いただきたい。