新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック宣言から2年が経過した。この間、多くの企業や労働者が「新しい働き方」について試行錯誤を繰り返してきた。Web会議は広く社会に浸透したし、書類への押印やFAX確認のためだけに出社しないですむよう、社内稟議・承認システムの整備も各所で進められている。
こうしたリモートワーク前提の時代では、ITインフラに求められる品質・機能も変わってくる。コロナ発生以前から、あらゆるシステムやサービスを「クラウド化」するのが大きな流れとなっていたが、オフィス・工場などでサーバーを運用する「オンプレミス」にも利点は当然ある。24時間365日体制での安定稼働、災害耐性を考慮すれば「データセンター」も有力な選択肢だ。
それぞれことなる企業事情に応じて、どのクラウドやデータセンターを選べばいいのか? その疑問に真っ正面から答えているのが、無償公開中の「クラウド/データセンターサービスの選び方2022」である。入門ガイド記事を筆頭に、「IaaS」「ハイブリッドクラウド」など気になる用語の解説などを全16ページに凝縮。まさに雑誌感覚で読むことができる。中・上級者はもちろん、ITインフラについてイチから学びたい初心者にもオススメしたい。