近年、“イノベーション”“企業DX”などは盛んに各所で提唱され、業種業界問わず国内企業への国際的な競争力向上をも視野に入れた進むべき道を示している。実行における具体的な施策は様々ではあるが“デジタル”と“生産性”がキーワードとなってくる。

 

いずれにしても現状に留まることを良しとせず、変革と改善を促すものであろう。では自身の企業に変革と改善をいかに実行に落とし込むかとなると即答できる経営層は少ないだろう。今日、各種ITインフラの整備・強化、素早い決断に貢献するBIツールの導入などへの企業の投資は確かに活性化している。しかし、それらの投資・導入が必ずしも市場競争力の強化とイノベーションに結びつくわけではない。ビジネス変革の核心と具体的な施策とは何か? この課題に取り組み自社のビジネスにいち早く落とし込める機関を内包する企業組織こそが、継続性を伴った市場競争力を発揮できるのではないだろうか。

 

目標を掲げることは容易だが実行は難く、人も組織も行動が評価のすべてとなる。ビジネスであればなおのこと、結果がなければ評価も支持も得られない。本書「ARIS Process Mining プロセスエクセレンスを実現する5つの鍵」では、プロセスマイニングをひもとき現代の企業が抱える課題解消への道を示す。読者諸氏はプロセスマイニングについてどれほどの理解をお持ちだろうか? 各自の理解はまちまちかと思われるが心配は無用だ。本書は、企業をプロセスの積み重ね・集合体とし、前進させる要素をプロセスの改善と位置づけ初見でもわかりやすく丁寧に解説する。そしてARIS Process Miningでは基幹システム、データベースからプロセスを検出し、日々の業務に潜在するボトルネックを発見する。さらに根本原因を分析することでプロセスの改善強化を可能にする。プロセスマイニングを理解・実践することは、“デジタル”と“生産性”を筆頭とする様々な企業課題が一本の糸で繋がり、連鎖の好転が期待される。ぜひともご一読を。