今やビジネスとデジタルは密接不可分であり、各種のシステムがひとたび機能不全に陥れば、現場は混乱し業務がストップすることは必至だ。ただ残念なことに、サイバー攻撃や自然災害などのリスクは高まるばかりで、企業は望まぬ状況と常に背中合わせにある。だからこそ、いざという時に事業を継続させられるか否かが、これからの競争力の根底を支えると言ってもいいだろう。

その文脈で、あらためて注目と期待を集めているのがバックアップだ。クラウド関連技術の進歩と普及に弾みがつく中で、その潮流を巧みに汲み入れたソリューションが登場していることが背景にある。例えば、システムやデータをクラウドストレージに迅速かつ確実にバックアップしておき、必要に応じて目的とする環境（ローカル/リモート/クラウド）に復元するといったことが柔軟にできるようになってきた。

ここで紹介する資料は、そうしたバックアップソリューションの最新像を分かりやすく解説したものだ。Amazon Web Services（AWS）やMicrosoft Azure、Google Cloud Platform（GCP）とOracle Cloud Infrastructure（OCI）といったメジャーなパブリッククラウドに対応しつつ、運用担当者の負荷を軽減すべく随所に工夫が凝らされている点が興味深い。実装されている機能群が、決してクラウド一辺倒ではなくオンプレミスも視野にユーザー起点で考え抜かれているのは、バックアップの実務を熟知しているからこそだろう。すべてのビジネスリーダーに一読を勧めたい。