日本経済が直面している課題は数多いが、その中でも喫緊の問題として人材不足に頭を悩まされている企業は数多いことだろう。加えてビジネスのスピードは加速度的に増している。人手が限られる中で収益を高めていくためにも、一層の効率化が求められている。そうした中、本問題が深刻化している建設・土木業界において、ドローンとBIM(Building Information Modeling)に活路を見出そうとする動きが活発化している。

 

本資料はドローンと建築BIMに関する最新動向を追った解説書である。ドローン市場をめぐる最新の動向をはじめ、ドローンによるDX化を進めていくうえで有用な基礎知識を掲載。着々と社会実装が進む点検、土木・建築、農業分野におけるドローンサービスの状況や、建設業に画期的な変化をもたらすと期待が高まっているBIMに関する基礎解説とともに、清水建設や大成建設などの建設大手におけるDX化の取り組み事例も取りあげている。まさに一気通貫でドローンの利活用と建設・土木分野におけるDX化に向けた基礎から応用までを掴める一書となっている。

 

例えばドローンの特集ページでは、市場規模推移の予測値を2028年分まで掲載。建設業界におけるドローン活用の形態として、施設点検の将来性に深く言及している。BIMをめぐっては、設計段階で建物のイメージ化や現場施工者間の意識共有、さらには中長期的な施設保守の予算推定に役立てたりといった情報の可視化、多彩な効果面に言及している。建設業界関係者はもちろん、DXによる効率化を模索しているすべてのビジネスリーダーに、ぜひ手に取っていただきたい。