業務を円滑に進めるには「報・連・相」が欠かせない。手書きからパソコン、モバイル端末へと進化し、現在では口頭連絡や現場に出向いた確認などの物理的な報告業務の工数は減りつつある。その反面で中間管理職はチャットやメールで寄せられる報告等の検索に日々忙殺されているのではないだろうか?
IT活用によって、増える一方の報告の検索に時間を費やすのはリアルタイム性を損なうばかりでなく、本末転倒の事態だ。IT活用を推進したものの「運用ルールが定まっていない」や、システム部門がコストと時間をかけて開発したツールが「現場の事情に即していない」などが理由に挙げられるが、実は「使い勝手の悪さ」と「小回りの効かなさ」に集約される。そして報告する側と受ける側の負荷のしわ寄せを中間管理職が何とかしなければならない状況を生みだし、ともすれば経営層からは能力に疑問すら持たれてしまう。
本書は、業務運用に特化したモバイルアプリ作成ツールにおける「企業あるある」シーンと5業界9企業による導入活用事例を紹介する。いずれも開発を伴わない現場で完結する「使い勝手」と「小回り」を存分に知ることができる内容となっている。「アプリ作成」を難しく感じる読者も居られるかもしれないが、用意される100種のテンプレートを選択と設定から実行でき、さらに細かな設定の変更も簡易にできるので心配は無用だ。また同サービスは月額2万円~アプリが作り放題というコスト・バランスにも秀でており事業部負担でのミニマム運用も気軽にできる。上下からの調整に苦しむ中間管理職にとって特にフィットするが、経営層や現場スタッフも含め業務向上をめざす多くの企業人が共感できる内容となっている。本書をご一読いただき、無料トライアルよりさっそくアプリ作成に取り組んでみてはいかがだろうか。