企業は今、変化が激しい故に先が見通せず「極めて予測困難な時代」の真っただ中にいる。朝令暮改も辞せず、常に走りながら次善策を探っていくような機動力と柔軟性を備えなければ持続的成長は約束されない。

そうした「しなやかな組織」を支えるIT基盤として理にかなっているのがクラウドの採用だ。もっとも、テクノロジを導入すれば経営も変わるという短絡的な話ではない。組織には様々な人材、プロセス、カルチャーが渦巻いており、長年の間に染み付いている“悪しき習慣”も合わせて改善・最適化させていかなければ競争力には結実しない。

ここで紹介する資料は、クラウドの採用をテコに企業が本質的な改革を成功させるための要諦を2人の先達が指南したものだ。1人は米国の政府関連組織のCIO、1人は英国の公益事業企業のCTOとして成功をおさめ、現在はAWS（Amazon Web Services）で要職を務める実力者。どのアドバイスも経験に基づいているので説得力と示唆に富む。すべてのビジネスリーダーにお勧めの内容だ。

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