今日、企業のIT活用がビジネス上でのアドバンテージになることは明白だ。デジタルトランスフォーメーション(DX)が各所で推奨されるとおり、快適かつ高可用性を維持するシステム環境や通信インフラに始まり、データドリブンを実現する各種ツール導入、アプリ開発など取り組むべき項目は多岐に渡る。
その一方で社員のITリテラシーには差違があり、一度説明したはず、配布した資料を読めばわかるはず、のお問い合わせが発生している企業も多い。その結果、業務効率化を図って導入したツールが原因で、社内問い合わせが増加しかえって業務負荷が増加した、といった担当者も多いのではないだろうか。
本書「DX推進 虎の巻 ツール活用編」では、ITツールに関して企業の置かれた現状を分析し、“誰でも使える”状態にする必要性を提唱する。課題解消の施策として再現性の高いマニュアルの整備を提言し、「マニュアル作成・共有システムTeachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を事例と共に紹介する。企業内において自己解決の環境を整えることこそ実りある企業DXを推進するといえるだろう。本書をご一読いただき、マニュアルの重要性をぜひともご確認いただきたい。