コロナ禍をきっかけにワークスタイルの柔軟性が一気に高まったのは周知の通り。オフィス回帰の動きもある昨今ではあるが、BCPやワークライフバランスといった観点からリモートワークはこれからも標準的な選択肢の一つであり続けるだろう。つまり、企業にとって「場所を問わない執務環境」を充実させることは依然として重要なテーマなのだ。

 

その文脈で、市場から熱視線を浴びているのが「Azure Virtual Desktop」だ。2019年にMicrosoft社が発表したデスクトップ仮想化(VDI)サービスであり、21年に従来の名称「Windows Virtual Desktop」から変更されて今に至っている。各種の管理コンポーネントがAzureサイドに内包されていること、Windows 10/11マルチセッションが可能なこと、Office365やTeamsとの相性がよいこと等々、マイクロソフトならでは(だからこそ)の魅力を挙げる声は枚挙に暇がない。

 

もっとも、機能拡充や仕様改変が絶え間ないクラウドサービス故に、最新像をつかみにくいという側面もあることだろう。そこで紹介したいのが、この資料だ。Azure Virtual Desktopの特徴やユーザーメリットを「導入前の3つの検討ポイント」として分かりやすくまとめている。

 

エンドユーザーの使い勝手やIT部門の管理負荷抑制、テクノロジの級数的進化などを勘案するとVDIがメインストリームになる可能性は否定できない。今は利用していない企業でも、最新情報を知っておくのが得策だ。検討中の実務担当者のみならず、すべてのビジネスリーダーに勧めたい内容だ。