日本各地、あるいは全世界に拠点を持っている企業など、多くの企業が「ビデオ会議システム」を導入している。ビデオ会議システムは、離れた場所にある会議室をつないで映像や音声を共有し、関係者全員がお互いの顔を見ながら議論を交わすことを可能にする。

 後に登場した「Web会議システム」も、基本的な機能はビデオ会議システムと変わらない。離れた場所にいる人と、お互い顔を見ながらコミュニケーションを取るためのものだ。ビデオ会議システムに比べて総じて安価だが、1対1など少人数のコミュニケーションを想定している。近年ではWeb会議のほかに、テキストによるチャット機能も組み合わせたUC(ユニファイドコミュニケーション)ツールが急速に普及しつつある。その代表格がマイクロソフトの「Skype for Business」だ。

 既存のビデオ会議システムとSkype for Business のようなUCツールを、場面に応じて使い分けているという企業もあるだろう。しかし、使い分けだけでは解決しない問題も浮き彫りになってきた。例えば、出張先のホテルの部屋から会議に参加したいというときはどうすべきか? ホテルの部屋にビデオ会議システムの端末はない。かといってSkype for Businessを大勢が参加する会議で利用するのは不便で、ネットワーク帯域の制約もある。

 この問題を解決するには、ビデオ会議システム、Web会議システム、UCツールを相互に接続するしかない。Skype for Businessを使ってビデオ会議システムに接続できれば、会議参加者が同じ場所に集まる必要がなくなる。その結果、いつでも必要なときにコミュニケーションを取り、決めるべきことをすぐに決めて、素早くビジネスにつなげることができる。

 この資料では、ビデオ会議とSkype for Businessをつなぐクラウドサービスを紹介する。その利用が簡単かつ安価であることと、相互接続することで得られる数々のメリットをわかりやすく説明している。とりわけ、国内・海外に多数拠点を持つ企業、出張が頻繁にあるスタッフを抱える企業にとって、コミュニケーション/コラボレーションの有用な解決策となるはずだ。