会議の参加者は1カ所に集まらなければならない。そのためには電車や飛行機を使って移動する。こうした“距離の制約”を取り払うツールとして、ビデオ会議は発展を続けてきた。1990年代のインターネット普及によって、その方向性は決定づけられ、企業のグローバル化に貢献。また昨今の新型コロナウイルス問題を契機に、ビデオ会議の重要性がより高まっていることは、改めて言うまでもない。

 

企業向けのビデオ会議ツールとして市場の存在感が高いのは「Microsoft Teams」で、1日あたりのTeams会議ユーザー数は全世界で2億人に達するとされる。機能強化も継続的に行われており、中でも注目すべきは「Teams Rooms」だろう。認証を受けた専用ハードウェアを会議室やミーティングスペースに設置し、ソフトウェアとしてのTeamsと高度に連携することで、優れたビデオ会議をシンプルかつ容易に実現する仕組みだ。

 

マウス、キーボード、Webカメラの開発で知られるロジクールでは、Teams Rooms対応ハードウェアのリリースを積極化している。企業がビデオ会議を利用する上では、家庭内利用とはまた別種の仕様が要求されるのは必然である。では、その時に注意すべきポイントはなんなのか? 実際にビデオ会議に参加するユーザーは何を心配しているのか? 疑問に答える資料がこのほど公開された。企業間・企業内でのコラボレーションのあり方を考える上でのヒントがコンパクトにまとまっているので、ぜひ一度ご覧いただきたい。