企業の経営や事業を文字どおり支えるIT基盤(サーバー、ストレージ、ネットワーク)。その要件は数年前に比べて様変わりしている。「ビジネス環境変化のさらなる加速」「システムやアプリケーションのデジタル対応と複雑化」「サイバー攻撃の凶悪化」といった要因から、今の企業が求めるのは、企業の情報資産を確実に保護しながら、システム/アプリケーションの立ち上げ・更新をより俊敏・柔軟に行え、しかも運用負荷・コストも抑えられる製品である。

 要件のレベルは確実に上がったが、クラウド技術の進展とベンダー各社の開発努力によって、今のユーザーを満足させる製品も登場している。特に脚光を浴びているのが、コンバージドインフラやハイパーコンバージドインフラなどと呼ばれる統合インフラ製品だ。

 統合インフラ製品は、サーバー、ストレージ、ネットワークの各機器がセキュリティ保護の仕組みも含めて事前設定済みの状態で提供される。ユーザーは労せずして堅牢なプライベートクラウド基盤を手に入れられ、その後の運用・拡張も簡単――各社のアピールは似通っており、正直どれを選んだらよいかの決め手に欠く状況でもある。

 そんな中で、製品コンセプトの明快さが際立っているのが「FlexPod」だ。シスコのUCSサーバーとNexusスイッチ、ネットアップのFAS/AFFストレージという、有力ベンダー2社の製品・技術をベストオブブリードの発想で組み合わせたコンバージドインフラで、ブーム到来のずっと前、2010年に最初の製品をリリースして以来、年々改良と進化を重ねているベストセラー製品だ。

 本資料「FlexPodがわかる本」は、今のIT基盤が必須で解決すべき6つの課題(パフォーマンス/ハイブリッドクラウド・SDx対応/データ保護レベル/システムの自動化/クラウドネイティブな次世代IT基盤への移行)に照らして、同製品の特徴と得られるメリットをわかりやすく解説している。FlexPodの今の実力を知るだけでなく、統合インフラ製品選びのポイントをつかむのにももってこいの読本となっている。