業務生産性の改善や追求は、どの企業にとっても焦眉の急。そこで大きな注目と期待を集めるのがRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)だ。当初は、定型的で繰り返しの多い作業の自動化だけに軸足をおいたもの、換言すれば、「人による作業フローを記録して再現できるようにしたもの」「複数のシステムを対象としたマクロ機能のようなもの」といった捉え方をする向きも少なくなかった。

ところが今は、さにあらず。AIやアナリティクス、クラウドなどの最新技術を凝縮することで、より自律的で高度な実務を担う“デジタルワークフォース”へと大きく姿を変えているのだ。人との協業もこなすし、特定の業務に長けたソフトウェアロボットがマーケットプレイスで流通し重宝されるといった動きもある。こうした新たな労働力を巧く使いこなせるかどうかが組織の生産性、ひいては企業の競争力を大きく左右する時代なのである。

ここで紹介する資料は、そんなRPAの最新像を代表的なソリューションを例にあげながら丁寧に解説したものだ。RPAは業務システムの溝を埋めるニッチな存在ではなく、表舞台での活躍が求められる期待の星であることが理解できるだろう。現場での活用を検討する実務担当者、全体の管理・統制を担うIT部門など、それぞれの立場での実益が整理されている点でも親切な内容だ。すべてのビジネスリーダーにお勧めしたい。